EGFR-TKI療法後のNSCLCに化学療法＋ivonescimabでPFS改善

上皮成長因子受容体（EGFR）チロシンキナーゼ阻害薬（TKI）療法中に進行したEGFR変異陽性非小細胞肺がん（NSCLC）患者322例を対象に、化学療法へのプログラム細胞死-1（PD-1）/血管内皮増殖因子（VEGF）二重特異性抗体ivonescimabの上乗せ効果を第III相二重盲検無作為化試験で検討。追跡期間中央値7.89カ月で、主要評価項目は無増悪生存期間（PFS）とした。 その結果、PFS中央値は化学療法＋ivonescimab群7.1カ月（95％CI 5.9-8.7）、化学療法＋プラセボ群4.8カ月（同4.2-5.6）だった（差2.3カ月、ハザード比0.46、95％CI 0.34-0.62、P＜0.001）。第3世代EGFR-TKI療法中に進行した患者（同0.48、0.35-0.66）および脳転移患者（同0.40、0.22-0.73）を含むほぼ全てのサブグループで、ivonescimabはプラセボよりも良好なPFSを示した。客観的奏効率はivonescimab群50.6％（95％CI 42.6-58.6）、プラセボ群35.4％（同28.0-43.3）だった（差15.6％、95...