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進行胃・食道胃接合部がんにTislelizumabでOS延長

2024年6月26日  British Medical Journal

進行胃・食道胃接合部がんに対する一次治療としてのTislelizumab+化学療法の有効性と安全性を第3相国際多施設二重盲検無作為化試験でプラセボ+化学療法と比較評価した。2018年12月13日から2021年2月9日にアジア、欧州、北米の146施設で997例をTislelizumab+化学療法群とプラセボ+化学療群に割り付けた。 その結果、Tislelizumab+化学療法は、対照群よりも統計学的に有意な全生存期間の改善を示し、PD-L1 TAPスコアが5%以上の患者(中間解析)では中央値17.2カ月 vs. 12.6カ月[ハザード比0.74(95%CI 0.59-0.94)、P=0.006]、無作為化した全患者(最終解析)では同15.0カ月 vs. 12.9カ月[0.80(0.70-0.92)、P=0.001]だった。グレード3以上の治療関連有害事象は、Tislelizumab+化学療法群は54%(268/498例)、対照群では50%(246/494例)に認められた。...