アトピー青年へのルキソリチニブクリームは有効

第III相試験2件（TRuE-AD1およびTRuE-AD2）の統合データを用いて、12-17歳のアトピー性皮膚炎患者245例に対する1.5％ルキソリチニブ（RUX）クリームの安全性、有効性および長期疾患コントロールを評価。患者をRUXクリーム（0.75％または1.5％）または基剤に割り付けて8週間連続使用した後、基剤群をRUXクリーム（0.75％または1.5％）に再度割り付け（RUX群は継続）、長期安全性（LTS）期間中（52週まで）頓用した。 その結果、8週時点で、1.5％RUXは基剤に比べて、医師による全般的評価（IGA）で治療成功（50.6％ vs. 14.0％）、湿疹面積・重症度指数75％以上改善（EASI-75：60.9％ vs. 34.9％）、かゆみの数値評価尺度4点以上改善（NRS4：52.1％ vs. 17.4％、P＝0.009）の達成率が高かった。LTS期間中、1.5％RUXではIGA治療成功率は維持されるか上昇し、体表面積に占める病変割合（BSA）は平均して低かった（3％未満）。52週間で、1.5％RUX塗布患者の1.8％に塗布部位反応が発生したが、重篤な有害事象は...