男性間性交渉者の割礼手術はHIV感染予防に有効
2024年6月27日
Annals of Internal Medicine
中国の8都市で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)血清陰性の男性間性交渉者(MSM)247例を対象に、自発的な医学的男性割礼(VMMC)のHIV感染予防効果を無作為化比較試験で検討。観察期間はVMMC群120.7人年、対照群123.1人年で、主要評価項目はHIVセロコンバージョンとした。 intention-to-treat解析の結果、100人年当たりセロコンバージョン率はVMMC群0件(95%CI 0.0-3.1)、対照群4.1件(同1.3-9.5)となり(HIVハザード比0.09、95%CI 0.00-0.81、P=0.029)、HIV発症率はVMMC群で低かった(ログランク検定のP=0.025)。梅毒、単純ヘルペスウイルス2型、陰茎ヒトパピローマウイルスの発生率に統計的有意な群間差は見られなかった。HIVリスクの補償を示すエビデンスは認められなかった。...
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