UC術後の慢性回腸嚢炎にウステキヌマブが有効

回腸嚢手術を伴う直腸結腸切除術を受けた潰瘍性大腸炎患者22例（男性59％、平均年齢42.2歳）を対象に、慢性回腸嚢炎に対するウステキヌマブの有効性を前向き多施設共同非盲検試験で検討。主要評価項目は、16週時点のステロイドフリー寛解達成患者［回腸嚢炎の修正疾患活動指数（mPDAI）＜5および2ポイント以上の減少］の割合とした。 その結果、寛解達成率は16週時点が27.3％、48週時点が36.4％だった。奏効率（mPDAIの2ポイント以上の減少）は、16週および48週の両時点で54.5％だった。mPDAI中央値は、16週時点で8から7（P＝0.007）、48週時点で4（P＜0.001）まで減少した。mPDAI臨床的サブスコアは、16週時点で3.5から2（P＝0.009）、48週時点で1（P＝0.001）まで減少した。mPDAI内視鏡的サブスコアは、16週時点で5.5から4（P＝0.032）、48週時点で3（P＝0.001）まで減少した。...