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発症後すぐのスタチン投与、脳卒中の再発予防効果は

2024年6月24日  JAMA Neurology

中国で、アテローム動脈硬化による急性軽症虚血性脳卒中または高リスク一過性脳虚血発作(TIA)の患者を対象に、即時の強化スタチン療法による脳卒中2次予防効果を二重盲検プラセボ対照無作為化試験で検討(INSPIRES試験)。患者をアトルバスタチンの即時投与群(1-21日目80mg/日、22-90日目40mg/日)と遅延投与群(1-3日目プラセボ、4-21日目プラセボとアトルバスタチン40mg/日、22-90日目アトルバスタチン40mg/日)に割り付けた。主要有効性評価項目は90日以内の新たな脳卒中発症とした。 6100例(年齢中央値65歳、男性64.2%)が登録された。主要評価項目の発生割合は即時投与群が8.1%、遅延投与群が8.4%だった(ハザード比 0.95、95%CI 0.80-1.13)。中等度ないし重度の出血が即時投与群の0.8%と遅延投与群の0.6%に発生した。...