免疫療法中のNSCLC、骨格筋量減少が予後不良と関連

進行または遠隔転移を伴う非小細胞肺がん（NSCLC）に対する免疫療法施行患者の身体組成と腫瘍学的転帰の関連を包括的マルチコホート解析で検討。解析対象とした患者1791例のうち487例がDana-Farber Brigham Cancer Center（DFBCC）で化学免疫療法を（DFBCC-CIO）、825例がDFBCCで免疫チェックポイント阻害薬（ICI）単剤療法を（DFBCC-IO）、222例が第I/II相試験のStudy 1108でデュルバルマブ単剤療法を、257例がMYSTIC試験で化学療法を受けた。CTスキャンによる身体組成と全生存（OS）および無増悪生存（PFS）の関連を評価したハザード比を主要評価項目とした。 その結果、全患者コホートで、骨格筋量減少が腫瘍学的転帰不良と関連した［DFBCC-CIOのOSおよびPFS：ハザード比0.59（95％CI 0.43-0.81）、同0.61（0.47-0.79）、DFBCC-IOのOS：同0.74（0.60-0.91）、Study 1108のOSおよびPFS：同0.46（0.33-0.64）、同0.47（0.34-0.64）、MY...