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血糖制御不良だと冠動脈ステント失敗リスク上昇

2024年6月20日  Journal of the American College of Cardiology

スウェーデンで第2世代の薬剤溶出ステント(DES)留置術を受けた2型糖尿病患者全例を対象に、血糖制御不良がステント失敗のリスク上昇に及ぼす影響を観察研究で検討。HbA1c 6.1-7.0%(43-53mmol/mol)を参照群として、血糖制御で患者を層別化した。主要評価項目はステント不全(ステント内再狭窄、ステント血栓症)の発生とし、主要な結果は完全症例モデルで解析した。 5万2457例(DES 7万453例)を研究対象とし、完全症例は2万4411例(DES 2万9029例)だった。追跡期間中央値は6.4年だった。完全調整ハザード比は、HbA1c≦5.5%(≦37 mmol/mol)が1.10(95%CI 0.80-1.52)、HbA1c 5.6-6.0%(38-42 mmol/mol)が1.02(同0.85-1.23)、HbA1c 7.1-8.0%(54-64 mmol/mol)が1.25(同1.11-1.41)、HbA1c 8.1-9.0%(65-75 mmol/mol)が1.30(同1.13-1.51)、HbA1c 9.1-10.0%(76-86 mmol/mol)が1.46(同...