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重度大動脈弁狭窄症へのMyval、既存THVと比較

2024年6月17日  Lancet

症候性の重度大動脈弁狭窄症患者768例(男性52%)を対象に、バルーン拡張型Myval経カテーテル人工弁(THV)の既存THV(Sapien、Evolut)に対する非劣性を前向き無作為化試験で検討(LANDMARK試験)。平均年齢はMyval群80.0歳、既存THV群80.4歳、米国胸部外科学会スコア中央値はともに2.6%だった。主要評価項目は30日時点の全死亡、全脳卒中、出血(タイプ3および4)、急性腎障害(ステージ2-4)、重大な血管合併症、中等度ないし重度の人工弁逆流、永久的なペースメーカー留置に至る伝導障害の複合とし、非劣性マージンは10.44%とした。 intention-to-treat解析の結果、主要複合評価項目発生率はMyval群25%、既存THV群27%でリスク差は-2.3%(片側95%CI上限値3.8)となり、Myval群の非劣性が示された(非劣性のP<0.0001)。主要複合評価項目の個々の項目に有意差は認められなかった。...