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薬物治療中の前立腺肥大、ビベグロンでOAB症状改善

2024年6月10日  The Journal of Urology

前立腺肥大症の薬物治療を受けており、過活動膀胱(OAB)の症状がある男性1105例を対象に、ビベグロンの有効性と安全性を第III相無作為化比較試験で検討。12週時の1日平均排尿回数および尿意切迫感回数のベースラインからの変化量(CFB)を主要評価項目とした。 その結果、965例(87.3%)が試験を完遂した。プラセボと比較して、ビベグロンは12週時の1日排尿回数(CFBの最小2乗平均差-0.74、95%CI -1.02--0.46、P<0.0001)および尿意切迫感回数(同-0.95、-1.37--0.54、P<0.0001)の有意な減少と関連した。同様に、副次評価項目の夜間頻尿回数(同-0.22、-0.36--0.09、P=0.002)、切迫性尿失禁回数(同-0.80、-1.33--0.27、P=0.003)、国際前立腺症状スコア(IPSS)蓄尿スコア(同-0.9、-1.2--0.6、P<0.0001)および排尿量(同15.07mL、9.13-21.02、P<0.0001)の有意な改善とも関連した。有害事象発生率は両群で同等だった(ビベグロン群45.0% vs. プラセボ群39.0%...