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子宮内膜症の疼痛予防、長時間作用型黄体ホルモンvs経口避妊薬

2024年6月8日  British Medical Journal

英国の34施設で、子宮内膜症に伴う疼痛の再発予防に、長時間作用型黄体ホルモン剤(LAP)の臨床的有効性を、経口避妊薬(COCP)と比較する並行群間非盲検無作為化比較試験で検討(PRE-EMPT試験)。子宮内膜症の保存手術を受ける生殖可能年齢の女性405例を、LAP群(205例、メドロキシプロゲステロン酢酸エステルデポ剤またはレボノルゲストレル放出子宮内システム)またはCOCP群(200例)に割り付けた。主要評価項目は、無作為化後3年時点で、子宮内膜症健康プロファイル30(EHP-30)質問票の疼痛領域を用いて評価する疼痛とした。 その結果、3年時点で2群間の疼痛スコアに差はなく(調整後平均差-0.8、95%CI -5.7-4.2、P=0.76)、2群とも手術前の値と比較して約40%改善した(LAP群:平均24、COCP群:同 23)。LAP群の方がCOCP群よりも、外科手術または第2選択薬の治療を受けた患者が少なかった(73 vs. 97、ハザード比0.67、95%CI 0.44-1.00)。...