小児期の短い睡眠と若年成人期の精神病に関連
2024年6月4日
JAMA Psychiatry
小児期の短い睡眠時間が長期的な精神的健康に与える影響をコホート研究で調査。研究にはAvon Longitudinal Study of Parents and Childrenに参加の小児1万2394例および若年成人3962例のデータを使用した。ロジスティック回帰で夜間睡眠時間の推移と24歳時の精神病の縦断的関連を検討し、パス解析で潜在的仲介因子としてのC反応性タンパク(CRP)、インターロイキン6(IL-6)も評価した。 その結果、潜在クラス成長分析(LCGA)で特定された持続的に夜間睡眠時間が短縮していたグループでは、24歳時の精神病性障害(オッズ比 2.50、95%CI 1.51-4.15、P<0.001)、精神病体験(同3.64、2.23-5.95、P<0.001)の可能性が高かった。9歳時の高IL-6値は、持続的な睡眠時間短縮と若年成人期の精神病性障害(バイアス修正推定量0.003、95%CI 0.002-0.005、P=0.007)および精神病体験(同0.002、0-0.003、P=0.03)の関連を部分的に仲介していたが、9歳および15歳時のCRP値は仲介していなかった。...
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