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小児近視に低レベル赤色光療法で進行抑制

2024年5月29日  JAMA Ophthalmology

中国の1施設で、等価球面屈折度数(SER)が-6D-3Dの6-12歳の小児336例[平均年齢9.0歳、平均SER -1.3D、平均眼軸長(AL)23.8mm]を対象に、波長650nmの低レベル赤色光(LLRL)療法の近視抑制効果と安全性を単盲検無作為化試験で検討。LLRL療法では1回3分間の照射を1日2回実施した。309例が12カ月時のフォローアップを受診した。 6カ月時の平均SER変化量はLLRL群0.15D、LLRL療法なしの対照群-0.26D(差-0.41D、95%CI -0.48--0.34、P<0.001)、12カ月時ではそれぞれ0.24D、-0.65D(同-0.89D、-0.95--0.83、P<0.001)だった。6カ月時の平均AL変化量はLLRL群-0.06mm、対照群0.13mm(同0.19mm、0.16-0.22、P<0.001)、12カ月時では-0.11mm、0.26mm(同0.37mm、0.34-0.40、P<0.001)だった。盲検下での眼底画像評価で、両群ともに網膜の変化は認められなかった。...