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リラクゼーションで授乳量とウェルビーイング改善

2024年5月31日  JAMA Pediatrics

授乳中の母親を対象に、リラクゼーション法と授乳およびウェルビーイングとの関連を系統的レビューおよびメタ解析で評価。標準ケアと比較した。無作為化デザインを用いているフルテキストのピアレビュー論文16件(1871例)を組み入れた。主要評価項目は、母乳量、母乳の授乳期間と完全母乳育児、母乳中の主要栄養素/コルチゾール、乳児の発育と行動とした。介入には音楽、指導付きリラクゼーション法、マインドフルネス、呼吸法/筋弛緩法が用いられていた。 その結果、リラクゼーションの介入は、母乳中のタンパク量の変化と関連がなかった(平均差0g/100mL、205例)が、母乳量が増加(標準平均差0.73、95%CI 0.57-0.89、464例)、母乳育児の乳児体重増加量が増加(zスコア変化量の平均差0.51、同0.30-0.72、226例)、ストレス(標準平均差-0.49、同-0.70--0.27、355例)および不安(標準平均差-0.45、同-0.67--0.22、410例)がわずかに軽減した。...