コロナワクチンと新規発症の痙攣発作に関連認めず
2024年5月28日
JAMA Neurology
一般集団を対象に、痙攣発作と新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン接種との関連の有無を無作為化比較試験(RCT)の系統的レビューとメタ解析で検討。6件のRCTからワクチン接種者6万3521例とプラセボ接種者5万4919例を統合解析した。主要評価項目は、ワクチン接種者とプラセボ接種者間で比較した新規発症の痙攣発作の発生割合とした。 その結果、接種後28日間の経過観察中に、ワクチン群とプラセボ群の間で痙攣発作の発生割合に統計学的な有意差は認められなかった(ワクチン群9件、0.014%、プラセボ群1件、0.002%、オッズ比2.70、95%CI 0.76-9.57、P=0.12、I2=0%、τ2=0、コクランのQ検定P=0.74)。同様に、接種後の盲検期間全体(中央値43日超)でも2群間に有意差は認められなかった(ワクチン群13件、0.03%、プラセボ群5件、0.012%、オッズ比2.31、95%CI 0.86-3.23、P>0.99、I2=0%、τ2=0、コクランのQ検定P=0.95)。...
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