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若年発症2型糖尿病にチルゼパチドで血糖・体重が改善

2024年5月25日  Diabetes Care

若年発症の2型糖尿病(T2D)患者(3792例)のベースライン特性と、チルゼパチドが血糖管理、体重(BW)および心血管代謝マーカーに及ぼす効果を、3つの試験(SURPASS-1/2/3試験)の参加者データを用いる事後解析で非若年発症のT2D患者と比較。ベースライン特性と、40週時点または52週時点の平均HbA1c、BW、ウエスト周囲径(WC)、脂質および血圧(BP)の変化量を比較した。 その結果、若年発症T2Dでは非若年発症T2Dと比較して、ベースライン時の年齢が低く、糖尿病罹患期間が長く(9 vs. 7年、P<0.001)、高血糖レベル(8.5% vs. 8.2%、P<0.001)、高BW(97 vs. 93kg、P<0.001)、BMI高値(35 vs. 34、P<0.001)だった。異常な脂質プロファイルは類似していた(トリグリセリド167 vs. 156mg/dLなど)。40週時点でチルゼパチドを投与した2群は、HbA1c(-2.6% vs. -2.4%)、BW(-14 vs. -13kg)、WC(-10 vs. -10cm)、トリグリセリド(-26% vs. -24%)、HD...