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滲出性AMDにアフリベルセプト8mgで投与間隔延長、治療負担減

2024年4月9日  Lancet

滲出型加齢黄斑変性(nAMD)患者1011例を対象に、アフリベルセプト2mgに対するアフリベルセプト8mg投与の有効性および安全性を96週間の第III相無作為化二重盲検非劣性試験で検討(PULSAR試験)。アフリベルセプトを12週ごとに8mg(8q12)、16週ごとに8mg(8q16)または8週ごとに2mg(2q8)硝子体内投与する群で比較した。主要評価項目は48週時の最高矯正視力(BCVA)のベースラインからの変化量で、非劣性マージンを4文字に設定した。1回以上投与した1009例(8q12群335例、8q16群338例、2q8群336例)を解析対象とした。 その結果、BCVAの改善で、8q12および8q16の2q8に対する非劣性が示された[BCVAのベースラインからの平均変化量(標準偏差):8q12群6.7文字(12.6)、8q16群6.2文字(11.7)、2q8群7.6文字(12.2)]。2q8との最小2乗平均差は8q12が-0.97文字(95%CI -2.87-0.92)、8q16が-1.14文字(同-2.97-0.69)だった。試験眼の眼有害事象発生率は、全群でほぼ同じだった(...