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肝硬変患者の食道胃静脈瘤にds-MCEの診断精度良好

2024年4月1日  British Medical Journal

肝硬変患者(>18歳)607例を対象に、食道胃静脈瘤検出に対する離脱式紐付き磁気誘導カプセル内視鏡(ds-MCE)の診断精度および安全性を前向き多施設共同試験で検討。ds-MCEを実施後、48時間以内に参照検査として食道胃十二指腸内視鏡検査(OGD)を実施した。主要評価項目はds-MCEの感度および特異度とした。 その結果、OGDを参照標準として、食道胃静脈瘤検出に対するds-MCEの感度は97.5%(95%CI 95.5-98.7)、特異度は97.8%(同94.4-99.1)だった(事前規定した閾値85%と比較して双方のP<0.001)。開発コホート(393例)から算出した食道内腔周囲径の最適閾値18%に基づく、検証コホート(189例)での高リスク食道静脈瘤検出のds-MCE感度は95.8%(同89.7-98.4)、特異度は94.7%(同88.2-97.7)だった。高リスク食道胃静脈瘤、食道静脈瘤、胃静脈瘤のds-MCE診断精度は、それぞれ96.3%(92.6-98.2)、96.9%(同95.2-98.0)、96.7%(同95.0-97.9)だった。重篤な有害事象はOGDが2件だった...