低リスク子宮頸がん、単純全摘は広汎全摘に非劣性
2024年3月25日
New England Journal of Medicine
低リスク子宮頸がん患者700例を対象に、単純子宮全摘術による3年後再発率を多施設共同無作為化非劣性試験で広汎子宮全摘術と比較検討した。 その結果、追跡期間中央値4.5年で、3年後の骨盤内再発発生率は広汎子宮全摘術群2.17%、単純子宮全摘術群2.52%だった(絶対差0.35パーセントポイント、90%CI -1.62-2.32)。尿失禁の発生率は、単純子宮全摘術群のほうが広汎子宮全摘術群よりも、術後4週間以内(2.4% vs. 5.5%、P=0.048)、4週間以降(4.7% vs. 11.0%、P=0.003)のいずれも低かった。尿閉の発生率も、術後4週間以内(0.6% vs. 11.0%、P<0.001)、4週間以降(0.6% vs. 9.9%、P<0.001)ともに単純子宮全摘術群のほうが低かった。...
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