真性多血症にヘプシジン模倣薬、PII試験で効果
2024年3月22日
New England Journal of Medicine
瀉血を要する真性多血症患者を対象に、ヘプシジン模倣薬rusfertideの有効性と安全性を第II相試験で検討(REVIVE試験)。試験のパート1では28週間の用量設定評価に患者70例を組み入れ、パート2では59例を12週間のrusfertide投与群またはプラセボ群に無作為に割り付けた。 その結果、1年当たりの平均瀉血回数はrusfertideの初回投与前28週間で8.7±2.9回、パート1で0.6±1.0回と推定され(推定差8.1回/年)、ヘマトクリット平均最大値はそれぞれ50.0±5.8%、44.5±2.2%だった。パート2での奏効達成率はrusfertide群60%、プラセボ群17%だった(P=0.002)。ベースラインからパート1終了まででrusfertideは、ベースライン時の症状が中等度ないし重度の患者の修正Myeloproliferative Neoplasm Symptom Assessment Form(MPN-SAF)の個々の症状スコアの改善と関連した。パート1および2でのグレード3有害事象発生率は13%で、グレード4ないし5の事象は見られなかった。グレード1ないし...
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