天疱瘡にリツキシマブ併用、ステロイドなしでDFS延長
Ritux 3試験の2次解析で、天疱瘡へのリツキシマブによる1次治療の長期的な有効性と安全性を検討。7年間追跡できた患者83例(リツキシマブ+prednisone群44例、prednisone単独群39例)を対象とした。追跡調査中央値は87.3カ月だった。 その結果、追跡期間にコルチコステロイドを使用せずに完全寛解を達成したのはリツキシマブ+prednisone群の93%、prednisone単独群の39%だった。主要評価に規定したコルチコステロイドなしでの5年および7年無病生存期間(DFS)は、リツキシマブ群でprednisone単独群と比べて長く(それぞれ76.7%および72.1% vs. 35.3%および35.3%、P<0.001)、再発率が約半分だった(42.2% vs. 83.7%、P<0.001)。患者1例当たりの重度有害事象はリツキシマブ+prednisone群の方が少なかった(0.67件 vs. 1.32件、P=0.003)。抗デスモグレイン(Dsg)1値20IU/mL以上と抗Dsg3値48IU/mL以上の組み合わせによる長期再発予測の陽性的中率は0.83、陰性的中率は...
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