小児の強度近視を4年追跡、約12%に近視性黄斑症進行
2024年2月24日
JAMA Ophthalmology
強度近視の小児、思春期児を対象に、4年の追跡期間での近視性黄斑症の進行および関連する危険因子を病院ベースの観察研究で検討。7-17歳の参加者274例(女児50.4%)の計548眼(球面度数-6.00ジオプトリー以下)を研究開始時と4年時点で評価した。 その結果、548眼中67眼(12.2%)に近視性黄斑症の進行が認められ、88の病変変化が認められた。病変変化の内訳は、紋理眼底18.2%、びまん性萎縮13.6%、限局性萎縮2.3%、lacquer cracks 10.2%、びまん性萎縮の拡大55.7%だった。最高矯正視力が悪い(オッズ比6.68、95%CI 1.15-38.99、P=0.04)、眼軸長(AL)が長い(同1.73、1.34-2.24、P<0.001)、AL伸長が速い(同302.83、28. 61-3205.64、P<0.001)、近視性黄斑症の重症度が高い[びまん性萎縮:オッズ比4.52(95%CI 1.98-10.30)、P<0.001、限局性萎縮:オッズ比3.82(同1.66-8.80)、P=0.002]ことが近視性黄斑症の進行と関連していた。...
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