肥満の思春期児、HbA1c6.0%超で糖尿病リスク大幅増
2010-19年のカリフォルニア州の大規模医療データベースを用いて、過体重および肥満の思春期児7万4552人(平均年齢13.4歳、女性50.6%)を対象に、ヘモグロビンA1c(HbA1c)値と2型糖尿病リスク上昇の関連を後ろ向きコホート研究で検討。主要評価項目は、2019年までの2型糖尿病発生率とした。 その結果、ベースラインのHbA1c値の高さは(5.5%未満から5.5-5.6%、5.7-5.8%、5.9-6.0%、6.1-6.2%、6.3-6.4%へ上昇)、2型糖尿病の5年累積発生率の高さに関連していた(0.3%から0.5%、1.1%、3.8%、11.0%、28.5%へ上昇)。ベースラインのHbA1c値上昇は、2型糖尿病リスク上昇にも関連していた[HbA1c 5.5%未満を基準とした場合、それぞれハザード比1.7(95%CI 1.3-2.2)、2.8(同2.1-3.6)、9.3(同7.2-12.1)、23.3(同17.4-31.3)、71.9(同51.1-101.1)]。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。