BNT162b2は小児/思春期児のコロナ関連転帰に有効
2024年2月14日
Annals of Internal Medicine
小児/思春期児の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するBNT162b2ワクチンのリアルワールドでの有効性を比較効果コホート研究で評価した。感染歴がない小児(5-11歳)と思春期児(12-20歳)を対象に、3コホート[デルタ優勢期の思春期児7万7392例(ワクチン接種済み4万5007例)、オミクロン優勢期の小児11万1539例(同5万398例)、オミクロン優勢期の思春期児5万6080例(同2万1180例)]で検討した。 その結果、デルタ優勢期間中、思春期児の感染に対するBNT162b2ワクチンの推定有効性は98.4%(95%CI 98.1-98.7)で、初回接種後に統計学的に有意な低下は見られなかった。オミクロン優勢期間中、小児の感染に対する推定有効性は74.3%(同72.2-76.2%)だった。中等症ないし重症COVID-19(75.5%、同69.0-81.0)とCOVID-19によるICU入室(84.9%、同64.8-93.5)に対しては、有効性がさらに高かった。思春期児に対する有効性では、オミクロン感染に対して85.5%(同83.8-87.1)、中等症ないし重症COV...
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