高度な小児網膜硝子体疾患に抗VEGF薬の前房内注射も有望か
2024年2月13日
JAMA Ophthalmology
中国で、血管活動性の亢進を示す網膜硝子体疾患の診断を受けた小児を対象に、抗血管内皮増殖因子(VEGF)薬ラニビズマブの前房内注射(IAcI)の有効性と安全性を後ろ向き観察症例シリーズ研究で検討。評価項目は、網膜血管の異常、硝子体出血の消失、注射後1カ月および3カ月の合併症とした。 小児13例(男児12例、平均年齢4.6歳)の計14眼を評価した。6例が家族性滲出性硝子体網膜症、4例が朝顔症候群、1例が未熟児網膜症、2例が原因不明の慢性網膜剥離だった。術後1カ月時点では、14眼中14眼で血管活動性が低下していた。術後3カ月時点では、14眼中7眼で血管活動性が消失、6眼で持続、1眼で再活性化していた。最終観察で合併症の報告はなかった。...
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