オリゴ進行NSCLC、標準治療にSBRT上乗せでPFS延長
第1選択の全身療法を受けた後にオリゴ進行性(oligoprogression:PET-CTまたはCTで確認された進行性病変5個以下)転移性の乳がんまたは非小細胞肺がん(NSCLC)患者106例を対象に、オリゴ進行部位を標的とする体幹部定位放射線治療(SBRT)が患者転帰を改善するかどうかを第II相非盲検無作為化比較試験で検討した(CURB oligoprogression試験)。 その結果、主要評価項目に規定した無増悪生存期間(PFS)中央値は、標準治療群3.2カ月、SBRT群7.2カ月だった[ハザード比0.53(95%CI 0.35-0.81)、P=0.0035]。SBRT群のNSCLC患者は標準治療群のNSCLC患者に比べてPFS中央値が延長したが[10.0カ月 vs. 2.2カ月、ハザード比0.41(95%CI 0.22-0.75)、P=0.0039]、乳がん患者では差がなかった[4.4カ月 vs. 4.2カ月、同0.78(0.43-1.43)、P=0.43]。グレード2以上の有害事象が、標準治療群の41%およびSBRT群の62%に発生した。...
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