HPV関連中咽頭がんのNECTORSプロトコル、QOL改善と関連
2017-22年に術前補助化学療法+経口的ロボット支援手術(TORS)+頸部郭清プロトコル治療(NECTORS)を受けたステージIIIないしIVaのヒトパピローマウイルス関連中咽頭扁平上皮がん(HPV-OPSCC)患者67例(年齢中央値63歳、男性80.6%)を対象に、患者報告QOLと機能の転帰を多施設前向きコホート研究で検討した。 その結果、ベースラインに比べ24カ月時に30項目の欧州がん研究・治療機構(EORTC)QOL質問票(EORTC QLQ-C30)の総QOLスコアが平均9.49点(95%CI 2.45-16.53)改善し、すべての機能スコアは術後3-6カ月以内にベースラインスコアまで回復または改善し、24カ月時点も維持されていた。頭頸部に関するEORTC QLQ-HN35の症状スコアも改善し、24カ月時点も維持されていた。ベースラインと12カ月時点のMD Anderson Dysphagia Inventoryの総スコア(平均差6.15、95%CI -4.18-16.49)および複合スコア(同2.73、-1.62-7.09)に有意差はなかった。Decision Regret...
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