慢性特発性蕁麻疹にligelizumab、オマリズマブに優越性示せず
中等症ないし重症の慢性特発性蕁麻疹(CSU)患者2057例(12歳以上、女性72%)を対象に、高親和性抗IgEモノクローナル抗体ligelizumabの有効性と安全性を2件の第III相無作為化二重盲検並行群間実薬およびプラセボ対照試験で検討(PEARL-1、PEARL-2試験)。ヒスタミンH1受容体拮抗薬(H1-AH)抵抗性のCSU患者を組み入れ、オマリズマブまたはプラセボと比較した。主要評価項目は、12週時の週間蕁麻疹活動性スコア(UAS7)でのベースラインからの変化(CFB)とした。 その結果、12週時点での平均CFB-UAS7の推定治療差は、PEARL-1およびPEARL-2試験で、ligelizumab 72mg群 vs. プラセボ群がそれぞれ-8.0および-10.0、ligelizumab 72mg群 vs. オマリズマブ群が0.7および0.4、ligelizumab 120mg群 vs. プラセボ群が-8.0および-11.1、ligelizumab 120mg群 vs. オマリズマブ群が0.7および-0.7だった。ligelizumabは、両試験、両投与量でプラセボに対し優...
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