糖尿病網膜症の検診率を下げる社会的要因

All of Us Research Programに参加した2型糖尿病患者1万1551例（女性54.55％、平均年齢64.71歳）を対象に、糖尿病網膜症検診のための眼科受診と全般的健康および健康の社会的要因に関連する因子との関連を後ろ向き横断研究で検討した。 その結果、過去1年間の眼科受診の自己報告率は69.11％だった。開業医とのコンコーダンス（concordance）がある程度重要（調整後オッズ比0.83、95％CI 0.74-0.93）またはとても重要（同0.85、0.76-0.95）とした回答者で受診率が低かった。経済的に安定している回答者に比べ食糧不安（同0.75、0.61-0.91）や住居不安（同0.86、0.75-0.98）を抱える回答者、精神的健康状態を良好とした回答者に比べやや悪いとした回答者（同0.84、0.74-0.96）で受診率が低かった。...