DMEにブロルシズマブ、アフリベルセプトに非劣性示す
2023年12月8日
JAMA Ophthalmology
糖尿病黄斑浮腫(DME)患者517例(男性57.8%、平均年齢60.7歳)を対象に、ブロルシズマブの有効性および安全性を第III相無作為化試験で検討。患者はブロルシズマブ6mgまたはアフリベルセプト2mgの4週ごと硝子体内投与を受けた。 その結果、ETDRS視力表による52週時点の最高矯正視力改善度はブロルシズマブ群12.2文字、アフリベルセプト群11.0文字で、ブロルシズマブのアフリベルセプトに対する非劣性が示された(差1.1、95%CI -0.6-2.9、非劣性マージン4、P<0.001)。ブロルシズマブ群は52週時点での網膜下液および網膜内液なし(41.6% vs. 22.2%、差20.0%、P<0.001)、中心サブフィールド厚の平均変化量(-237.8μm vs. -196.5μm、同-41.4、P<0.001)でアフリベルセプト群への優越性を示した。眼内炎発生率はブロルシズマブ群4.0%、アフリベルセプト群2.9%、網膜血管炎ではそれぞれ0.9%、0.6%、網膜血管閉塞症では0.3%、0.6%で、網膜動脈閉塞症がブロルシズマブ群の1例で発生した。...
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