円形脱毛症のバリシチニブ2mg不応例、漸増で奏効率改善
Severity of Alopecia Tool(SALT)スコア50以上の重症円形脱毛症患者1200例を対象とした第III相プラセボ対照無作為化試験(BRAVE-AA1試験、BRAVE-AA2試験)の統合解析で、バリシチニブ2mg不応例に対して4mgへ増量した場合の有効性を検討。バリシチニブ2mgを52週投与後にSALTスコア20超の患者をバリシチニブ2mg不応例とした。 その結果、52週時にバリシチニブ4mgへ増量した212例中55例(25.9%)が76週時にSALTスコア20以下を達成した。医師評価アウトカムスコアがベースラインから2ポイント以上改善し、スコア0または1(毛が完全に生えている状態または微小な間隙あり)を達成した患者の割合は、眉毛では161例中31例(19.3%)から61例(37.9%)へ、睫毛では137例中33例(24.1%)から56例(40.9%)へ増加した。...
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