mCRPCにtalazoparib+エンザルタミドでrPFS改善
アンドロゲン除去療法施行中の無症候性または軽症の転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)患者805例を対象に、1次療法としてのエンザルタミド+PARP阻害薬talazoparib併用の有効性および安全性を無作為化プラセボ対照第III相試験で検討(TALAPRO-2試験)。主要評価項目は放射線学的無増悪生存期間(rPFS)とし、追跡期間中央値はエンザルタミド+talazoparib群24.9カ月、エンザルタミド+プラセボ群24.6カ月だった。 intention-to-treat解析の結果、rPFS中央値はtalazoparib群で未到達(95%CI 27.5-未到達)、プラセボ群で21.9カ月(同16.6-25.1)だった(ハザード比0.63、0.51-0.78、P<0.0001)。Talazoparib群で、最も高頻度の治療下で発現した有害事象は貧血、好中球減少症、倦怠感、最も高頻度のグレード3-4有害事象は貧血(46%)だったが、用量減量により改善し、貧血による治療中止率は8%だった。治療関連死はtalazoparib群0件、プラセボ群2件だった。...
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