1-3歳児のピーナツアレルギー、経皮免疫療法が有効
2023年5月31日
New England Journal of Medicine
ピーナツアレルギーが確認された1-3歳児362例を対象に、ピーナツパッチを用いた経皮免疫療法の有効性と安全性を、第III相多施設共同二重盲検プラセボ対照試験で検討。ピーナツタンパク質の誘発量が300mg以下の被験者を、経皮免疫療法(介入群)とプラセボパッチ貼付(プラセボ群)に割り付けて評価した。 その結果、主要有効性エンドポイントに規定した12カ月時点での治療効果は、介入群の67.0%、プラセボ群の33.5%で観察された(リスク差33.4%ポイント、95%CI 22.4-44.5、P<0.001)。全有害事象発生率は、介入群の100%、プラセボ群の99.2%だった。重篤な有害事象発生率は介入群の8.6%、プラセボ群の2.5%、アナフィラキシーはそれぞれ7.8%と3.4%だった。治療関連の重篤な有害事象発生率は介入群の0.4%、プラセボ群で0%、治療関連のアナフィラキシーは1.6%と0%だった。...
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