スタチン使用歴のない健常者420例を対象に、スタチンの筋パフォーマンスへの影響を検討(STOMP試験)。被験者はアトルバスタチン80mgまたはプラセボの投与前および6カ月間の投与後に症状、クレアチニンキナーゼ、運動耐容能、筋力の評価を受けた。 その結果、アトルバスタチン群にクレアチニンキナーゼ値が基準範囲上限の10倍を超えた被験者はいなかったが、平均値は投与前に比べ20.8±141.1U/L上昇した(P<0.0001)。アトルバスタチン群に筋力や運動耐容能などの評価項目の有意な変化は見られなかったが、アトルバスタチン群の方がプラセボ群より筋肉痛発症者が多かった(19例 vs. 10例、P=0.05)。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。