全国規模のレジストリを用いて、1978-2017年に1回以上妊娠した女性115万7666例を対象に、妊娠高血圧腎症(PE)後に心血管疾患リスクが増加する時期およびリスクの経時的変化を検討。出産からの期間および到達年齢ごとに急性心筋梗塞(AMI)および虚血性脳卒中の累積発生率を算出した。 その結果、出産から20年以内のAMIまたは虚血性脳卒中の累積発生率は、初回妊娠でPEを発症しなかった女性が最大1.2%だったのに対し、初回妊娠でPEを発症した女性では最大2%で、その差は出産から7年後に明らかに認められた。初回妊娠でPEを発症した女性は、出産から10年後のAMI発生率が初回妊娠でPEを発症しなかった女性の4倍(ハザード比4.16、95%CI 3.16-5.49)、脳卒中発生率は3倍高く(同2.59、2.04-3.28)、20年以上経過後の発生率も2倍だった。初回妊娠でPEを発症した30-39歳の女性では、初回妊娠でPEを発症しなかった同年代の女性と比べてAMI発生率が5倍高く(同4.88、3.55-6.71)、脳卒中発生率は3倍高かった(同2.56、1.95-3.36)。...
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