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ペグインターフェロンラムダでコロナ患者の重症化抑制

2023年2月15日  New England Journal of Medicine

ブラジルおよびカナダで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するペグインターフェロンラムダの有効性を無作為化対照アダプティブプラットフォーム試験で検討。COVID-19に合致する急性臨床症状があり、発症後7日以内に受診した外来患者1949例(ワクチン接種者83%)にペグインターフェロンラムダ(180μg単回皮下注射)またはプラセボ(単回注射または経口)を投与した。主要複合評価項目は、無作為化後28日以内のCOVID-19による入院または救急外来受診とした。 その結果、インターフェロン群931例中25例(2.7%)、プラセボ群1018例中57例(5.6%)に主要評価項目が発生した(相対リスク0.49、95%ベイズ信用区間0.30-0.76、プラセボに対する優越性の事後確率99.9%超)。COVID-19による入院までの期間(ハザード比0.57、95%ベイズ信用区間0.33-0.95)やCOVID-19に起因する入院または死亡(同0.59、0.35-0.97)などの副次評価項目の解析結果にも矛盾がなかった。効果は主要な変異株に対して認められ、ワクチン接種状況とは無関係だった。有...