進行肝細胞がん2次治療、ペムブロリズマブでOS改善
2022年12月26日
Journal of Clinical Oncology
ソラフェニブまたはオキサリプラチンを用いた化学療法で治療中または治療後に進行した進行肝細胞がん患者453例を対象に、第2選択薬に用いるペムブロリズマブの有効性と安全性を二重盲検無作為化プラセボ対照第III相試験で検討。主要評価項目は総生存期間(OS、片側有意閾値P=0.0193)とし、無増悪生存期間および客観的奏効率(同P=0.0134、0.0091)を副次評価項目とした。 その結果、ペムブロリズマブ群の方がプラセボ群よりOS中央値が長く(14.6 vs. 13.0カ月、死亡のハザード比0.79、95%CI 0.63-0.99、P=0.0180)、無増悪生存期間中央値も長かった(2.6 vs. 2.3カ月、増悪または死亡のハザード比0.74、95%CI 0.60-0.92、P=0.0032)。客観的奏効率は、ペムブロリズマブ群(12.7%、95%CI 9.1-17.0)の方がプラセボ群(1.3%、95%CI 0.2-4.6)よりも高かった(P<0.0001)。治療に起因する有害事象の発生率は、ペムブロリズマブ群が66.9%、プラセボ群が49.7%だった。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。