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妊婦の喫煙による児の肺機能への影響、ビタミンCで軽減

2022年11月30日  JAMA Pediatrics

妊娠中も喫煙を継続した妊婦(251例)を対象にビタミンC補充(500mg/日)による出生児への影響を検討した二重盲検プラセボ対照無作為化試験(VCSIP)の追跡調査で、出生児の5歳時点の気道機能および喘鳴発生率を評価した。 その結果、ビタミンC群に割り付けた妊婦からの出生児は、プラセボ群より5歳時点の平均努力呼気流量(FEF25-75)が17.2%高かった(調整後平均差0.21、95%CI 0.13-0.30、P<0.001)。そのほか、平均でFEF50が平均14.1%(同0.20、0.11-0.30、P<0.001)、FEF75が平均25.9%(同0.16、0.11-0.22、P<0.001)、1秒量(FEV1)が平均4.4%(同0.05、0.01-0.09、P=0.02)高かった。 ビタミンC群に割り付けた妊婦からの出生児は喘鳴発生率が有意に低かった(推定オッズ比0.41、95%CI 0.23-0.74、P=0.003)。...