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近視進行抑制に高度非球面小型レンズ眼鏡が有効

2022年11月24日  専門誌ピックアップ

等価球面度数(SE)-0.75--4.75Dのベトナム人小児(7-13歳)119例を対象に、高度非球面小型レンズ(HAL)眼鏡による近視進行遅延効果を前向き二重盲検無作為化クロスオーバー試験で検討。従来の単焦点(SV)眼鏡と比較した。最初の6カ月間(ステージ1)と次の6カ月間(ステージ2)で眼鏡をクロスオーバーさせ、最後の6カ月間は両群ともHALを装着させた(HSH群:HAL-SV-HALの順、SHH群:SV-HAL-HALの順)。評価項目は、各段階でのSEおよび眼軸長(AL)の変化量(Δ)とした。 その結果、HAL装着時はSV装着時よりも近視の進行が遅かった(SEΔ:ステージ1:-0.21D vs. -0.27D、P=0.317、ステージ2:-0.05D vs. -0.32D、P<0.001、ALΔ:ステージ1:0.07mm vs. 0.14mm、P=0.004、ステージ2:0.04mm vs. 0.17mm、P<0.001)。HSH群とSHH群のSV装着時のΔSEおよびΔALに差は見られなかった(ΔSE:-0.33±0.27D vs. -0.27±0.42D、P=0.208、ΔAL...