ピーナツ早期導入でアレルギー有病率変わらず(2022/7/22訂正)
2022年7月16日
Journal of the American Medical Association
オーストラリアで、生後11-15カ月の乳児7209例を対象に、ピーナツの早期摂取を推奨するガイドラインの導入がピーナツアレルギーの集団有病率に及ぼす影響を無作為化臨床試験で検討。ガイドライン導入前後のコホート(2007-11年5276例、2018-19年1933例)でピーナツアレルギーの推定有病率を比較した。 児のルーツや人口統計学的変化で標準化すると、ピーナツアレルギーの有病率は、2007-11年が3.1%、2018-19年が2.6%だった(差-0.5%、95%CI -1.4-0.4%、P=0.26)。2018-19年のオーストラリア系の児では、ピーナツの早期摂取でピーナツアレルギーのリスクが有意に低下したが(生後12カ月の調整オッズ比:生後6カ月以下に対して0.08、生後7カ月以上10カ月未満に対して0.09)、東アジア系の児では有意ではなかった(交互作用のP=0.002)。...
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