喘息合併CRSwNP、fevipiprantの効果示す根拠得られず
喘息併発の鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎(CRSwNP)患者98例を対象に、プロスタグランジンD2受容体2拮抗薬fevipiprantの有効性および安全性を第IIIb相無作為化プラセボ対照試験で検討した(THUNDER試験)。 その結果、主要評価項目に定めた16週時点の鼻茸スコアの平均変化量はfevipiprantの150mg群が0.20(プラセボ群との差0.05、調整後のP=0.979)、450mg群が-0.10(同-0.25、調整後のP=0.656)、プラセボ群が0.14だった。プラセボ群に対する平均治療差は150mg群が0.05(調整後のP=0.979)、450mg群が-0.25(調整後のP=0.656)だった。鼻閉スコア、22項目副鼻腔評価尺度スコア、ペンシルバニア大学嗅覚識別検査スコアにfevipiprant群とプラセボ群で意義のある差は見られなかった。...
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