TriNetX Diamond Networkのデータを用いて、がんに対する免疫チェックポイント阻害薬(ICI)治療後の皮膚免疫関連有害事象(cirAE)総生存率の関連を後ろ向きコホート研究で検討。抗PD-1療法または抗PD-L1療法開始から6カ月以内にcirAEが発現した患者7008例(女性43.3%、平均年齢68.2歳)とマッチさせた対照7008例(同43.4%、68.3歳)を解析対象とした。 Benjamini-Hochberg法を用いた解析の結果、掻痒(ハザード比0.695、95%CI 0.602-0.803、P<0.001)、薬疹(同0.755、0.635-0.897、P=0.001)、乾燥症(同0.626、0.469-0.834、P=0.001)、非特異的発疹(同0.704、0.634-0.781、P<0.001)またはあらゆるcirAE(同0.778、0.726-0.834、P<0.001)があると死亡のハザードが有意に低かった。このほか、乾癬(同0.703、0.497-0.994、P=0.045)、扁平苔癬/苔癬様皮膚炎(同0.511、0.279-0.939、P=0....
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