ICS/LABAで学齢期に達した早産児の肺機能が改善
2022年1月19日
JAMA Pediatrics
早産で出生し、予測1秒量に対する比率(%FEV1)が85%以下の7-12歳小児53例を対象に、吸入ステロイド(ICS)単剤またはICS/長時間作用型β2刺激薬(LABA)配合剤による肺活量および運動能力の改善効果を二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討した。 共分散分析の結果、治療後の調整平均%FEV1は、プラセボ群よりもてICS群の方が7.7%高く(P=0.16)、ICS/LABA群の方が14.1%高かった(P=0.002)。実薬治療により呼気中一酸化窒素濃度が低下し、運動後の気管支拡張反応が改善したが、運動能力は改善しなかった。1例が吸入治療開始時に咳嗽を発症した。試験期間中に吸入治療に起因する可能性のある他の有害事象は報告されなかった。...
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