デュピルマブ治療を開始した中等症ないし重症アトピー性皮膚炎(AD)成人患者699例を対象に、臨床現場での自己報告による疾患コントロールおよび生活の質(QOL)をコホート研究で検討(RELIEVE-AD研究)。アトピー性皮膚炎管理ツール(ADCT)を用いたオンライン調査を実施し、1カ月時に632例、12カ月時に483例から回答を得た。 その結果、1カ月時に十分な疾患コントロールが得られ、12カ月時にさらに改善が見られた(1カ月時60.9%、12カ月時77.4% vs. 治療前5.3%、いずれもP<0.001)。併用療法の外用薬および全身性ステロイド薬の使用減少も確認された(12カ月時40.4%および6.2% vs. 治療前68.1%および34.9%、いずれも<0.001)。患者の治療満足度は治療前の17.7%から12カ月時に85.1%へ上昇した(P<0.001)。再燃、かゆみ、皮膚症状の軽減および睡眠、健康関連QOL、日常活動の改善も報告された。...
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