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TDMでインフリキシマブ維持療法の効果増大

2022年1月2日  Journal of the American Medical Association

インフリキシマブ維持療法実施中の免疫介在性炎症性疾患(関節リウマチ、脊椎関節炎、乾癬性関節炎、潰瘍性大腸炎、クローン病または乾癬)患者458例(平均年齢44.8歳、女性216例)を対象に、積極的な治療薬物モニタリング(TDM)による治療の有効性改善効果を並行群間無作為化非盲検試験で検討。主要評価項目は、52週間の疾患増悪がみられない疾患制御の維持とした。 454例を最大の解析対象集団(FAS)に組み入れた。52週時、TDM群の73.6%および標準療法群の55.9%が主要評価項目を達成した。調整後推定差は17.6%(95%CI 9.0-26.2、P<0.001)で、TDM群の方が良好だった。TDM群の60%および標準療法群の63%に有害事象が発現した。...