2型糖尿病小児は眼合併症リスクが高い

米ミネソタ州オルムステッド郡で1970-2019年に21歳以下で糖尿病の診断を受けた患者525例（糖尿病診断時の平均年齢12.1歳、男児50.3％）を対象に、糖尿病関連の眼合併症発生リスクを後ろ向き医療記録レビューで検討した。 その結果、糖尿病関連の眼合併症発生率は1型糖尿病群31.2％、2型糖尿病群26.6％だった。1型糖尿病群に対する2型糖尿病群の診断から15年後の発生ハザード比は、糖尿病網膜症全体1.88（95％CI 1.13-3.12、P＝0.02）、増殖性糖尿病網膜症2.33（同0.99-5.50、P＝0.048）、糖尿病黄斑浮腫1.49（同0.46-4.89、P＝0.50）、視覚的に有意な白内障2.43（同0.54-11.07、P＝0.24）、経毛様体扁平部硝子体切除術の必要性4.06（同1.34-12.33、P＝0.007）だった。...