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小児の視覚障害に運動への苦手意識との関連認める

2021年12月7日  専門誌ピックアップ

英国で2000-01年に出生し、14歳まで追跡したMillennium Cohort Studyの参加者1万1571例のデータを用いて、小児期および思春期の視覚障害と身体活動量の関連を検討した。 全体で、7歳の50%、14歳の41%が国際的に推奨されている1日当たり60分以上の中強度ないし高強度の身体活動(MVPA)量を達成しており、主に体育授業および団体スポーツによるものだった。(視覚障害なしとの比較で)両眼性視覚障害があると、親の報告による体育授業に対する苦手意識があり(調整後オッズ比4.67、95%CI 2.31-9.41)、自己評価による体育授業での運動能力が低く(同3.21、1.44-7.15)、屋内運動が好きではない(同0.48、0.26-0.88)小児が多かった。片眼性視覚障害に、親の評価による体育授業に対する苦手意識(同1.80、1.26-2.59)および教師の評価による体育授業での低運動能力(同2.27、1.57-3.28)、団体スポーツへの積極的参加の低オッズ(同0.77、0.59-0.99)との関連を認めた。...