MELDスコア30点以上の肝移植優先基準で患者転帰改善
イタリアで2010-18年に肝移植待機リストに登録された患者4238例を対象に、末期肝疾患モデル(MELD)スコア30点以上の患者に肝移植の優先権を与える方針(2014年8月導入)の有益性を多施設共同コホート研究で検討した。 その結果、MELDスコア30点以上の患者では、方針導入後の方が導入前よりも待機リスト登録後の待機期間中央値が短く(4日 vs. 12日、P<0.001)、肝移植を受ける可能性が高かった(ハザード比2.27、95%CI 1.78-2.90、P=0.001)。肝移植3515例の部分集団解析で、方針導入が移植片生着率を改善する因子になることが確認された(オッズ比0.56、95%CI 0.46-0.68、P=0.001)。待機リストからの脱落を防ぐ因子に、方針導入、施行件数の多い移植施設、競合する移植施設がないことなどがあった。移植片機能損失の予防因子は、移植件数の多い施設および方針導入だった。一方で、MELDスコア30点以上で移植片機能損失のリスクが上昇した。...
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