ベイクドミルク経口免疫療法、高い忍容性と有用性を確認
ベイクドミルク(baked milk)アレルギーの小児(3-18歳)を対象に、ベイクドミルクを用いた経口免疫療法(BMOIT)の安全性と有効性を無作為化二重盲検プラセボ対照第II相試験で検討した。 その結果、12カ月間の治療後に実施した二重盲検プラセボ対照食物負荷試験で、BMOIT群15例中11例(73%)が主要評価項目(ベイクドミルク蛋白摂取量4044mgに到達)を達成したのに対し、プラセボ群では15例中0例(0%)だった。BMOIT群はプラセボ群よりも最大耐量(MTD)中央値(4044mg vs. 144mg、P=0.001)および治療前からのMTD変化量中央値(3900mg vs. 0mg、P=0.0001)が有意に高かった。用量依存的な反応が多く見られたが、両群ともに95%以上が軽度だった。...
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