治療終了後3年以上再発のない上皮性卵巣がん(EOC)サバイバー166例(調査時平均年齢62歳、病期III/IV期48%)を対象に、質問票や臨床検査により長期的なQOLを検討した(GINECO VIVROVAIRE2研究)。 その結果、上皮性卵巣がんサバイバーの36%が外科的閉経となった。半数に血管運動神経症状(VMS)を認めた(外科的閉経72%、自然閉経41%、P<0.001)。VMSに全般的QOL不良や疲労、不眠症、気分障害との関連は認められなかった。3分の2が性欲低下を報告し、外科的閉経となった患者の方が自然閉経となった患者よりも性欲低下が大きかった(P<0.02)。14%に骨粗鬆症、50%に骨減少症を認めた。調査時、ホルモン補充療法を受けていたのはわずか4%だった。...
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